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燻炭作り2回

 平坦な水田を畑に変えるのにあたって、最初にしたことは、土増しをせずに畝を高く高く持ち上げる作業でした。

コツコツと何日もかけて、稲刈り後の固い土地を機械を使わずの手作業は、マスターにとって厳しい肉体労働でした。

そして次は、化学肥料を使わずに土壌を肥やすため、普通は雑草と言われる植物を植えました。

根粒菌が窒素を固定して土を豊かにしてくれるクローバー、フェアリーベッチなどの種を植えました。そして土を耕さない不耕起栽培をするので乾物生産の高いイネ科のムギ・アワ・キビなども。

それらはやがて刈り取って敷くと、畝の表面の乾燥もある程度和らげますし肥料にもなります。

 実際に野菜を植え始めてからは、稲わらを載せたり、発酵鶏糞や牛糞堆肥なども施していますよ。

 

そして、さらに畑を肥やすために、燻炭なるものを作ることに挑んだのです。

 


2019年11月3日

知り合いの農家で籾殻を沢山分けてもらって来ました。

 

11月4日

午後5時半

なにしろ初めてのことです、友人に一から教えてもらいます。

先ず、持って来て下さった煙突を設置。

地表に一つの点火口を作り


火口の上に煙突を載せる。

 

午後6時20分

籾殻を積み上げて山を作り、点火口は開けておく。

 

煙が立ち込める中、もみ殻を掻き起して混ぜる。四方八方から360度回りながらの作業はこれまた力のいる労働


少しずつ籾が焦げて黒くなっていくので、万遍無くかき混ぜて全体が焦げるように何度も何度も繰り返す。

 

夜6時半

水をかけ続けて完全に消火

 

夜中にも火が消え残ってないか見に行く。


11月8日 朝

熱が冷めきった燻炭を袋詰め

  11月9日 燻炭を畑に載せる



2回目は、2019年12月12日に行いました。

今度は一人で、午前中から始めました。日の高いうちに終了できたので、私が懐中電灯で照らす手伝いも必要ありませんでした。

沢山の燻炭が出来上がったので、2020年今年の稲刈り後までは3回目をする必要はなさそうです。